長期的なユーザーを創出

『バリアフリー』における『段差』は、私達に提供されるサービスやソフトウェアにおける『使いにくさ』や『バグ』、『分かりづらさ』や『動作の遅さ』などに当たるかもしれません。また、『ユニバーサルデザイン』が求められている中での、『特定の文化でしか通用しないデザイン』は、『GUI(グラフィカルユーザーインターフェイス)』における、『配置の分かりにくさ』などに当たるかもしれません。それらのweb上のサービスや、ソフトウェアには、『利便性』と『安定性』が両立されているべきです。それでいて初めて、誰にでも『分かりやすい』、そして『理解しやすい』ものである、と言えます。

様々なサービスが提供される中で、そういった基本的な事柄を重視することは必須である、と言えます。特にユーザーの目は年々厳しくなっています。そしてそれらに関する情報が広く共有されるようになったからこそ、ユーザーの動向も激しく、乗り移りやすい、と言えます。ですから、よりユーザーに合わせた視点で開発を行っていくこと、そしてそのユーザーの意見を取り入れた開発、修正を行っていくことが強く求められます。そしてユーザーも、その必要性を理解しておくなら、より良いサービス、『ユーザビリティの高い』サービスが生まれていくことになります。

データを極限まで活用

ですから、より良いユーザビリティを実現していくうえで、実際にユーザーがどういった改善を求めているのか、要望を行っているのか、という点を知っておく必要があります。サービスに関しても、ユーザーの意見を定期的に取り入れ、それをサービスの改善に直接的に用いていくことができるかもしれません。特に多い意見、それが重要な課題であると感じるものに関しては、最優先で反映させていくことができます。同時に、今後の運用に関しても、ユーザー視点を取り入れることによって、より『高いユーザビリティ』を実現することができるでしょう。

先ほどの例で考えますが、提供されるソフトウェアは、確かに特定のそれに関する技能や知識が必要になる例もありますが、そのソフトウェア自体に関しては、扱える人がすぐに扱えるような、また、設定の変更なども簡単に行えるようなソフトウェアであるなら、より長期的な利用ができますし、ユーザーの満足度も向上していきます。やはりそのためにも、ユーザーがどのような事を求めているか、またはユーザーの動向を数値化・データ化して、きちんとそれを分析し反映させていくこと、それが求められています。現代社会では特にそうであると言えます。

ユーザビリティが低い状態とは?

とあるサービスをユーザーが利用していくうえで、これは『ユーザビリティが低い』、と思わせるような状態とは、一体どのような状態でしょうか。例えば、それが広いユーザーのためのサービスであるにもかかわらず、ユーザーが理解できないような用語が用いられていたり、高度な知識を持っている人しか活用できないようなシステム、またはインターフェースになっているものです。特定のソフトウェアは、確かにある程度の知識を持っていなければ、充分にその機能を活用できないこともあります。それは仕方のないことですが、それが、『特定の分野における知識』が必要なのか、または、その『そのソフトウェアを動作させるための知識』が必要なのか、という点は異なっています。

例えばとある表計算・資料作成ソフトがあったとして、そのソフトウェアを用いて資料を効率よく作成させるためには、確かに特定の知識や技能が必要かもしれません。しかし、それ以前にそのソフトウェア自体のインターフェースが使いづらかったり、とても分かりにくかったり、一部の人しか理解できない専門用語ばかりであったりするなら、それは『ユーザビリティが低い』ソフトウェアである、と言えてしまうかもしれません。

また、ウェブサイトの会員登録などの入力画面の使いやすさにもユーザビリティが表れます。入力項目の漏れやミス、入力の進捗などがわかる仕様になっているとユーザビリティが高いサービスと言えるでしょう。

関連サイト・・・http://f-tra.com/ja/efo/

ユーザビリティとは何か

『バリアフリー』という単語を聞いたことがおありかもしれません。健常者であれば困らないような動作であっても、高齢者や何らかの障害を持っている方には、何らかの動作が難しい場合があります。ですから、とあるシステムのつくりを、健常者に合わせるのではなく、そういった方々であっても、使えるようなシステムにすること、それが『バリアフリー』の一つであると言えます。例えば、階段のような段差をなくすこと、などが逸れに含まれます。また、それと似た事例として、『ユニバーサルデザイン』というのも挙げられます。ユニバーサルデザインとは、日本人だけが使いやすいようなシステムにするのではなく、海外の人であっても、日本語が理解できない人であっても、そのデザインを見て一目でどのようなシステムなのか、またそのシステムを活用するためにはどうすれば良いのか、という点が分かるようになっている標識や電子表示などのことを指します。オリンピックの種目別のデザインなども、その『ユニバーサルデザイン』であると言えます。

このように、いわゆる『誰でも分かりやすい』こと、そして『誰でも理解できること』が、現代においては、有形のものであっても、無形のデータ上のサービスであっても、非常に強く求められています。特に、ウェブ上のサービスにおける、いわゆる『分かりやすさ』や、『理解のしやすさ』のことを、『ユーザビリティ』と言い、それを向上していくことが、求められています。